3月8日(土)~9日(日)に水俣の湯の児温泉 海と夕やけにて第38回全日本民医連 振動病交流集会in熊本が開催されました。遠くは北海道から沖縄まで、両日とも全国から60名ほどの参加があり、水俣協立グループからも10名ほどが参加しました。
水俣協立グループではかなり昔から、じん肺や振動病、アスベストなどの労災職業病に取り組んでいます。近年、医師の高齢化などで、振動病の診断や検査、治療を行える医療機関は減少傾向にあるそうです。
※写真は実行委員長の田嶋剛医師(天草ふれあいクリニック所長)の挨拶の様子です。
1日目には記念講演で神経内科リハビリテーション協立クリニックの高岡滋所長より「水俣病、振動病、精神科診療から学んだもの」と題して講演をしていただきました。
2日目は振動病に取り組んでいる各事業所から演題の報告がありました。お互いに学びあい労災職業病への取り組み、学びを深めることができました。患者さんからの要望はあるけれど、まだ取り組めていない県連もあり、今日の経験を持ち帰ってこれから取り組んでいかれるとのこと。一緒に頑張っていきましょう!
オプション企画として、はるばる水俣に来ていただいたので、水俣病を学ぶオプションツアーを行いました。水俣病関係の遺構や資料館の見学、現在の水俣も知っていただきたいので道の駅「ミナマータ」にもご案内しました。