こんにちは。
今日は「水俣の環境を考える市民会議」の皆さんと一緒に、水俣市の山間部で計画されている風力発電の計画中止を求める署名と要望書をお渡しするため、熊本県庁まで行ってきました。
テーブルに高くつみあげられた署名は11,138筆、熊本県知事へ提出しました。永野代表が要望書を読み上げ、熊本県の方と懇談を行いました。この風力発電計画の問題を広く市民に知っていただきたいです。
この風力発電の計画は、電源開発(本社:東京)が計画しているもので、1基あたり4300kw、羽の直径が120~130m、高さ145から150mと巨大な大きさです。水俣市の山間部と伊佐市、出水市に30基が計画されています。
風力発電と聞くとエコだし、クリーンエネルギーだからなんだか良さそう、問題なさそうと思ってしまうのですが、問題点も多く指摘されています。要望書に記載されている問題点を書いてみますね。
【問題点】
①騒音、低周波音による健康被害
健康被害として睡眠障害、頭痛、血圧異常などが全国で報告されています。
②土石流の危険性
2003年7月に起きた水俣の土砂崩れ現場と同じ地質であることが指摘されています。
③水源の枯渇や汚濁
県知事意見により飲料水供給施設等の水源の枯渇や湧水量の低下を指摘されています。
④工事用の車両による影響
工事用車両走行ルートとして平町の平通りが予定されています。1日あたり150台、多いと
きは300台を超える計画です。
⑤クマタカなど猛禽類の被害
県知事意見でも風車周辺の希少種は甚大な被害を受ける可能性が非常に高く、最悪の場合、
壊滅する恐れがある。
この風力発電の問題、水俣にとって良いことなのか?身近な問題として一緒に考えてみませんか?