1月14日から行われていた杭打ち作業、大きな重機を何台も使い、地下25メートルまで杭を打ち込む作業が行われていました。先週の寒波の時も雪が舞う中、作業が続けられていました。寒い中、頑張っていただきありがとうございます。2月半ばには予定どおり杭打ち作業が終了しました。
昨年12月、新病院建設予定地にあったアスファルト除去作業中に、4種類の色のカーバイト残渣が出土しました。カーバイトはチッソ(現JNC)が、カーバイトから発生させたアセチレンを原料に、無機水銀を触媒としてアセトアルデヒドの合成のために使用していたそうです。
昔、チッソから出たカーバイト残渣は、水俣市内の至る所の土地造成に用いられており、水俣独自の産業廃棄物なんですと業者さんからうかがいました。
カーバイト残渣は有害物質を含んでいる可能性もあるため業者さんが分析検査を依頼しました。幸いなことに検査結果では有害物質は検出されませんでした。もしも有害物質が含まれていた場合は、北海道の最終処分場まで運ぶことになり、数千万単位の処理費用が発生したようです。ヒヤリとしました(-_-;)
現在は少し小さめの重機が入り、基礎工事をおこなっています。詳細な工事内容はわかりませんが、地中から水を抜いたり、穴をあけたりされているようです。工事と並行してフロアの衛生器具の確認やLAN配線やコンセントの位置、ナースコール等の検討も併せて行っています。
毎朝見られる光景です。エレベーター前のホールから患者さんが工事を見学しています。今日は職員も一緒に見学していました。