こんにちは。
今日は認知症ケアチーム主催の学習会がありました。今回のテーマは「高齢者の体験をしてみましょう!」です。患者さんの気持ちに寄り添う看護や介護につなげていきたいと企画されました。今日の体験は5つのコースです。
①半身麻痺の体験
②体重増加8kgの体験
③軍手をつけてお箸体験
④難視眼鏡体験
⑤耳栓体験
順番で半身麻痺のキットを着用し、杖をついてフロアを歩行してみることに。実際に病衣を着替えてみることも体験、足が曲がらず、ズボンに足を入れることも思うようにできません。ひとりで着替えるなんてできそうもありませんでした。こんなに身体が動きにくくなるとは・・・半身麻痺の患者さんの大変さを理解することができました。歩行の安定を図るためにも筋力アップのトレーニングが重要で継続的なリハビリが本当に大切だと思いました。
体重8kg増の体験では妊婦さんや、おなかに腹水がたまる患者さんの大変さを体験、起き上がることも一苦労。まっすぐ起き上がることは無理でした。いったん、横になってからやっと起き上がりました。女性の職員からは「昔、妊娠中はこんなだった・・・」と懐かしく思い出す場面もみられました。
難視眼鏡をかけて白内症などで視野がかすんで狭くなる様子を体験、併せて軍手をはめてお箸の体験では、お豆の移動をしてみました。高齢になると手の感覚が鈍くなり、お箸が持ちづらく、高齢になったら困ることがたくさん出てくるんだなと実感しました。
研修を通して患者さんの不自由さ、気持ちがよくわかったのではないでしょうか?協立病院の患者層は高齢者の方が多くをしめています。今日の研修で学んだことを今後の医療活動にしっかりと生かしていきましょう!