原爆が広島・長崎に投下され、今年で７９年。
ロシアによるウクライナへの侵攻は長期化し、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃も、世界では武力による争いが続いています。北朝鮮のミサイル発射、台湾有事への懸念など世界各地で緊張が高まっています。
戦争が起こると犠牲になるのは兵士と一般住民、同じ過ちを繰り返さないようにしなければなりません。戦争はダメ、医療従事者として守っていきたい私たちの大事なテーマです。
８月7日～９日、当院からも、長崎で開催される原水爆禁止世界大会に水俣協立グループとしてリハビリ科のスタッフが参加しました。６月に行われた平和行進の参加者たちも集います。原水爆禁止世界大会は平和についての企画がたくさん開催されており、資料館の見学、平和についての学び、しっかり考える機会となりました。8月の世界大会に向けて、院内で少しずつ折鶴を折って、患者さんにもご協力いただき、千羽鶴にして長崎や広島の世界大会に持っていきました。院内でも参加したリハビリスタッフの報告会を予定しています。
当院では原水爆禁止世界大会が開催される８月は毎年、期間限定で外来待合室にて原爆写真展を開催しています。目を覆いたくなるような写真もありますが、協立病院に来られるすべての方に1年に1回は戦争や平和について考えていただくように展示を企画しています。平和な世の中を築くには、一人ひとりが興味をもつことが第1歩だと思います。協立病院にお越しの際は、原爆写真展ぜひご覧ください。
